鋼製床（二重床）の空調吹き出しグレーチング蓋について、 横目で細い巾の仕様とし、蓋と蓋のすきまが継ぎ目なく繋がっているように見える納まりにしたいというご要望でした。

今回の空調グレーチング蓋は正面から床の中を見えにくくしたいとのご要望の為、横目(グレーチングメインバーをL〈長手〉方向にする)にしてルーバーのように目隠しをする役割と、必要な空気排出量を確保する必要がありました。
また、通常のグレーチング蓋にあるエンドバーを付けると、グレーチングがエンドバーで分離しているように見える傾向があります。
そこで、エンドバーをメインバーの下に取付することにより、見た目は繋がっているように見せながら、機能としての蓋同士食い込まないようにする形状で納めました。
鋼製床とサッシ額縁との取付の納まりについても、額縁側の下地の形状をご検討していただき、鋼製床側も溶接取付としました。
鋼製床下の断熱材への延焼を避ける工程について、建設会社担当者と何度も検討を重ね、適切に納めることが実現しました。